ヒトのからだ

私たちの「からだ」はたくさんの器官があって、重要な働きをしてくれています。
そんな「からだ」のまめ知識をまとめてみました!あなたはどれくらいご存知でしたか?

BMIであなたの肥満の程度を計算しよう!

肥満算定の算出法は国際的にも広く採用されている『体格指数(Body Mass Index)』によるものです。

BMI(体格指数)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

肥満の判定基準は国により異なり、以下に日本肥満学界の判定基準と世界保健機関の判定基準を記載しています。


<日本肥満学界の判定基準>

BMI値判定
18.5未満低体重(やせ)
18.5~25未満普通体重
25以上肥満

<世界保健機関(WHO)の判定基準>

BMI値判定
16未満痩せすぎ
16~17未満痩せ
17~18.5未満痩せぎみ
18.5~25未満普通体重
25~30未満肥満予備軍
30以上肥満

上記の判定結果で正常内と診断されても安心はできません。
なぜなら、腸管などの周囲に脂肪が沈着する「内臓性肥満」があるからです。
このいわゆるかくれ肥満は、糖尿病や心筋梗塞などにかかる危険性がより高いので、注意が必要です。

100兆を超える腸内微生物!

私たちが食べたものは、まず胃で消化され、腸でさらに消化されます。人間の腸の中には200~300種類、100~200兆個、重さにして約1~1.5kgの腸内微生物がいて、3000種以上の酵素をつくりだしているのです。

2018年には
 ・腸内微生物の種類は1000種類
 ・その数1000兆個
 ・重さは約1.5kg

といった情報も発信されるようになりました。さらに技術が発達すれば、この数字も変わっていくと思いますが、100兆個を超える微生物が腸内に存在しているのは間違いないですね。

骨の重さ、知ってる?

全身を形づくる骨は、幼児では270個、成人では206個あると言われています。
また、骨の重さは体重の約15%~20%程度で、体重50kgの人であれば7.5kg~10kgほどになります。もちろん体重、体格、性別、年齢など、人によって骨の重さは異なりますが、骨髄液等も含めた重量は体重の15%~20%程度になります。
あれ?体重計で見た骨量表記は2.0kgくらいだったのだけれど…と思われる方…自分は極端に骨の重量が足りない。という事ではありません。
体重計では基本的にCa(カルシウム)などのミネラル量を骨量として表示している場合が多いので、骨髄液等を除くとその程度の重量になります。骨粗鬆症の人の場合、極端に骨が軽くなることが考えられますので、同程度の体格の人と比べても骨の重さが半分以下の場合もあります。
骨は体全体の構造を保つ支柱としての役割のほか、脳や臓器を外部の障害から守り、カルシウムの貯蔵庫としても働いているのです。

骨のしくみ

1日の汗の分泌量

汗腺は、皮膚の真皮の深層から皮下組織にかけてあり、手のひらや足の裏に多く、全身に200~500万個あります。汗の主な働きは、汗を分泌して体の温度を一定に保つことなのです。通常、汗の分泌は1日に700~900ml、夏季や運動時には10Lにものぼるのです。

肺活量

肺活量とは肺の換気能力を示す数値です。普通の呼吸(一回の呼吸気量)から、思いきり息を吸い込み(予備吸気量)、ついで吐き出せる限りの息(予備吸気量)を吐き出した時の全呼吸気量を指します。


男性={27.63-(0.112×年齢)}×身長(cm)
(男性平均 3~4L)
女性={21.78-(0.101×年齢)}×身長(cm)
(女性平均 2~3L)

血液の働き・重さ

みなさん、ご存知だと思いますが、血液の役割は、酸素や栄養分を体のすみずみに運ぶこと。ホルモンや老廃物の運搬、生体防御や体温調節など生体の恒常性維持にも関与しています。そして人体を流れる全血液量は体重の約13分の1と言われています。

原尿の生成

1日に作られる原尿の量は約150~180L(ドラム缶約1本分!)です。原尿が腎組織の尿細管を通過する間に、体に必要なものを適量だけ取り戻し、血液成分を一定にします。そして、1日に排泄される原尿は成人で約0.8~1.9Lになります。




参考文献 生活や実務に役立つ計算サイト https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732