第1回
カビがあなたをねらってる
熱中症は予防できる病気です
すぐ病院へ

高温下では、上記のようなしくみがうまく働かなくなります。
また、汗をかいても“水分補給をしない”などによる脱水症状と重なって、
熱中症という病気を引き起こしてしまうのです。

熱中症」はひどい時には死に至ります。個人でしっかり予防対策をすることが肝心です。
    @ きちんと休憩をとり、水分と塩分を補給する
    A 体調の悪いときは無理をしない
    B 薄い色・素材の服装(濃い色は太陽熱を吸収してしまいます)にする
    C 帽子や日傘を使う
        ※頭と首の後ろに直射日光を当てないように注意しましょう!

★ 次に1つでも当てはまるなら、熱射病の危険があります。体を冷やしつつすぐに病院へ!
         

特に、練習中や作業中の水分補給は、生徒や従業員からは言い出しにくいものです。
気兼ねなく給水できるよう、水分補給タイムを設けることをおすすめします。
暑い場所での業務の責任者や、学校の先生は責任重大なのです。

1.「乾いた」と思う前に飲む!
        「喉がかわいた」と感じる時には、すでに大量の水分を失っているのです。
       高温下での運動や作業の時は、
            ・ 始める前に250〜500mlを数回に分ける
            ・ 途中30分毎に1口程度
            ・ 終了後は就寝前までに体重減少分を少しずつとる。
2.塩分を一緒にとる!
       汗には塩分が含まれています。大量に汗をかいたということは、体内の塩分が大量に
      失われた、ということです。
       そのため、水だけでなく塩分を一緒にとることが大切です。塩をちょこっとなめたり、水に
      溶かして(0.8%)飲んでも良いです。また、その時に少量の砂糖(3〜5%)を一緒に溶かす
      と飲みやすく、回復も早くなります。
                       ※「食中毒」で紹介した“命の水”は最適!作り方はこちら
       市販のスポーツドリンクも効果的ですので充分補給しましょう。
          ※熱中症には、5〜8℃の冷たい飲料が吸収も早く効果があります。
3.甘い飲み物やアルコールは水分補給には向かない!
       糖分の多いジュース、缶コーヒーは糖分の過剰摂取につながります。
       また、ビールなどのアルコールはすぐに尿として排出されるので水分補給には
       向いていません。さらに飲酒は体温を上昇させてしまうので熱中症には逆効果です。

熱中症の治療法は、症状や病院によりそれぞれ違いますが、応急手当のポイントは同じです。それは、安静にさせ、体を冷やし、水分を補給することが原則です。
これをいかに早く行なうかが生死を分ける、と言っても過言ではありません。

 いざという時の応急処置
熱中症
主に4つのタイプに分けられます
     原因 症状
L
E
V
E
L
1
熱失神
(日射病)
発汗による脱水などで血液量が減少し、さらに体の表面を先に冷やそうとするために、脳に血液が行かなくなるために起こる。
高温下での朝礼やスポーツ中に失神する。
(このうち直射日光によるものを主に日射病と呼ぶ)
顔色が悪い、唇のしびれ、めまい、脈が速く弱い、
呼吸数が増える
熱けいれん たくさん汗をかいても、電解質を取らずに水分だけ摂取することで体内のナトリウムが不足することが原因。
重労働やハードトレーニング中に多い。
体のあちこちの痛み
けいれん、こむら返り。
L
E
V
E
L
2
熱疲労 大量の発汗にも関わらず、不十分な水分補給が原因で起こる。
熱射病の前段階。
(ここで気づけば事故を防止できる)
青白い皮膚、体温高め、
頭痛吐き気
めまいなど。
L
E
V
E
L
3
熱射病 熱が放散されずに蓄積し、体温が異常上昇
熱疲労のさらに進行したもので、命にかかわる
皮膚が赤くほてる、
熱があるのに汗が出ない、嘔吐、意識障害など。
 気温や運動により体温が高くなったと感じると、

                       @皮膚の表面の血管を広げて熱を放散させる

                       A汗をかくことで体温を下げる。
                        汗をかくと、水分が蒸発するときに熱(気化熱)
                        を奪うために体温が下がります。
                       (この現象は、暑い日に庭に水をまくと涼しくなる
                        のと同じです。)

ただし、スポーツドリンクのような電解質飲料を大量に飲むと、体内のイオン
バランスが崩れてしまう恐れがあります。飲み過ぎには注意しましょう。

熱中症の原因を見てみると、水分の補給がとても大切なことがわかりますね。
しかし、ただ水を飲めばよいというわけではありません。
水だけ大量に飲んでいると、熱けいれんを起こしてしまうこともあるのです。
そこで、まずは正しい水分補給について勉強しましょう。

 
 正しい水分補給をマスターしよう!

熱中症は誰にでもおこる可能性がある身近な病気です。
“自分は大丈夫!”と思っている人ほど危ないかもしれませんよ。
「日射病になるから帽子をかぶりなさ〜い!」なんてよく言われたものですが、
やっぱりお母さんのいうことは正しかったわけです。
まだしばらく暑い日が続きそうです。
お出かけの際には、しっかりと熱中症対策をしてくださいね。
                                           

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熱中症よりも、「日射病」のほうが馴染みがある人も多いのではないでしょうか?
熱射病日射病は、名前は似ていますが原因や重度が違います。
しかし、症状や対策が似ているので、まとめて「熱中症」と呼んでいるのです。
「熱中症」には日射病以外にもいくつかの種類があり、その分類方法も様々です。
ここでは一般的な熱中症を見てみましょう。

 熱中症いろいろ
 体温調節のしくみ

熱中症」とは、高温な環境が原因となって発生する障害です。
しかし、人間のカラダは体温を調節する機能を持っているため、多少の高温なら
耐えることができます。
そもそも人はどのようにして体温を調節しているのでしょうか。
まずは体温調節のメカニズムを見てみましょう。

夏の甲子園、炎天下で繰り広げられる熱い戦い。
甲子園は暑さとの戦いでもあります。
夏の甲子園大会では、ピッチャーが熱中症で倒れたり、
かつては審判が死亡するなどの事故もありました。
このように毎年、選手・観客・関係者が熱中症にかかっています。
また、部活動の練習中に熱中症で倒れるなど、すでに今年も多くの被害が報告されています。

さらに、運動中に限らず、農作業中のお年寄りや、工場の作業員が病院に運ばれるなど、
各地で熱中症の被害が相次いでいます。
幼児が高温の車内に放置され、熱中症で死亡するなどの事故も後を絶ちません。
熱中症は、炎天下のスポーツだけが危険なのではなく、とても身近な病気なのです。

熱中症事故のニュースを聞くと「そんな暑いところにいたら倒れて当たり前」なんて思うのですが、なぜか自分のことは「大丈夫!」と思ってしまうのが熱中症の恐いところなのです。
長い梅雨が終わってようやく夏がやってきました!
今年は特に梅雨が長かったので、いきなり夏が来た!という感じですね。
夏になると決まって取り上げられる病気があります。
最近、天気予報でよく耳にするあの言葉。
子供の頃、お母さんにうるさく言われたあの言葉、そう「熱中症」です。
今回は暑い夏にぴったりのこのテーマでお送りします。
 身近な病気、熱中症!




病気なんでも辞典 第4回 熱中症にご用心! 2003.08.25


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