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病気なんでも事典


カビ

カビがあなたを狙ってる!
うっとうしい梅雨!しとしと、ジメジメ、湿気が多い梅雨時は気持ちまで湿っぽくなってしまいがちです。
「洗濯物が乾かない。」なんてイライラしている人もいるのでは?
でも、梅雨の本当の恐ろしさはそんなことではありません。
梅雨の時期には、目に見えない敵があなたを狙っているのです。


カビは侮ってはいけません!
梅雨の恐るべき敵、それはカビです!うちにはカビなんていないわ、と思っているあなた、まずは家のカビチェックをしてみましょう。変色や汚れに見えても、実はこんなカビかもしれません。 

 




「クロドスポリウム(クロカビ)」

黒いカビを見たらほとんどがこれと考えてよいほど多く、部屋の至る所に住んでいる。高温・低温・乾燥にも強く、アレルギー疾患の原因にもなる。

「ペニシリウム(アオカビ)」
地球上のあらゆる所に存在し、色も白、グレー、ピンク、黄緑、緑、青とさまざま。
有効な利用法としては抗生物質ペニシリンを作り出すカビ菌として有名。しかし、
中にはカビ毒を生産する恐ろしいカビもいて、肝臓ガン・腎臓ガン・肝硬変など
を起こすこともある。

「アスペルギルス(コウジカビ)」
自然界に広く分布し、色は白、黒、黄などがある。古くから醸造に利用されるほか、医薬品などの製造にも使われている。しかし、アフラトキシンという肺ガンを引き起こすカビ毒を産生する菌もいるため、最も警戒しなければならないカビ菌。

「アルテルナリア(ススカビ)」
色は黒色で、建物の塗装面やビニールクロスからよく発見される。またプラスティッ
クを好物とし、シャワーカーテン・ホース・風呂場のスノコや椅子の裏側によく発生
する。

カビはガンの原因にもなる!

細菌やウイルスと違ってカビはそんなに心配ない、と思っていませんでしたか?
カビを侮ってはいけません!
役に立つカビもあるけれど、怖いカビもたくさんあるのです。
それでは、カビが引き起こす思わぬ病気について見てみましょう。

「真菌感染症(真菌症)」
真菌症には、カビが皮膚から侵入するもの(水虫、オムツかぶれなど)と、呼吸などで体内に侵入するもの(肺に病変を作るアスペルギルス症、脳
や中枢神経にまでとりつくクリプトコッカス症など)があります。
健康であれば感染することはないのですが、薬などの影響で体の抵抗力が弱まるとかかりやすくなります。
※特に、乳幼児や体力が落ちているお年寄りのいる家庭では注意が必要です。

「真菌アレルギー症」
アレルギーを起こす原因物質はアレルゲンと呼ばれますが、最近では空中に漂うカビの胞子などがアレルゲンとなって、アレルギー性疾患になる人が増えています。

★アレルギー性喘息
子供の喘息のアレルゲンの第1位はダニ、第2位がカビです。
★アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の人には、カビやダニでも大きな刺激となるのです。
★夏過敏性肺炎
最近、新しい病気として認められた日本特有のカビが原因で起こる病気です。軽い咳、たん、微熱から始まり徐々に激しくなり、息切れが加わります。日本では年に数百人〜千数百人がかかっていると推定されています。

「食中毒そしてガン」

カビは食品に生えるとカビ毒を作り出します。カビ毒と呼ばれるものは300種類以上もあり食中毒を起こすもの、強い毒性を示すもの、さらには発ガン性をもつカビ毒まであるのです。
南アフリカでは、カビ毒に汚染されたトウモロコシを多く食べている人は食道ガンの発生率が高い、という報告があります。

 

カビを上手に防いで快適に梅雨を乗り切ろう!

カビを育てる4つの条件
〜 「栄養」 「温度」 「水分」 「酸素」 〜


1. 栄養

カビはなんでも大好物。金属を分解して栄養にすることもできるので、食品、畳、布、ガラス、コンクリートなどほとんどを栄養にしています。


2. 温度
ほとんどのカビが、5〜35℃で生息します。 20℃を超えると急に元気になり、28℃では繁殖が一番盛んになります(低温・高温を好むカビもいます)。

3. 水分
大部分のカビはジメジメした場所が大好き。湿度が60%を超えるとカビが発生しやすくなり、80%を超えるとあっという間に増殖します。

4. 酸素 

ほんの少量の酸素があればカビは生きて
いけます。つまり地球上のほぼどこででも
生育することができるのです。


梅雨というのは、温度28℃・湿度80%で、
まさにカビにとっては最高の季節なのです。


カビを発生させないためには?


〜栄養・温度・水分・酸素〜 このどれか一つでも抑えればカビの発生はかなり阻止できます。といっても栄養はどこにでもあるし、酸素は人にとっても大切です。温度は10℃がカビの生育を抑えますが、ちょっと寒いですよね。
湿度は多くのカビが65%以下では発育できません。人が快適に感じる湿度は40〜65%なので、50%の湿度を保つことが最も良い方法と言えるでしょう。

そこで
★換気・・・風の入り口を狭く、出口を広くすると風通しがよくなります。ただし、雨の日は余計に湿気を呼び込んでしまうので、換気は晴れた日の昼間に行いましょう。

★除湿・・・エアコンのドライ機能や、除湿器を使って部屋の湿気を取り除きましょう。ただし、これらはカビの格好の繁殖場所でもあります。1ヶ月に1回はフィルター掃除をしましょう。

★掃除・・・丁寧かつこまめに掃除をして、部屋を清潔に保ちましょう。

この時期、部屋の中に洗濯物を干す機会が増えてきます。すると、どうしても湿度が高くなり、カビが生えやすくなります。室内に洗濯物を干すときには、除湿器やエアコンをつけるか、風通しをよくして少しでも湿気をためないようにしましょう。
 

押し入れの中は湿気がこもりやすいもの。でもなかなか換気もできません。
そこで、新聞紙を筒状に丸めて、それにストッキングをかぶせて布団と布団の間に
入れてみましょう。これだけで、ずいぶん押し入れの通気をよくすることができますよ。

小さいカビならまだしも、中まで入り込んでしまったカビは専門の業者に頼むしかありません。
そうなる前に、こまめに部屋の湿度をチェックしてカビを防ぎましょう!

 

 

その他にも様々な情報を取り扱っていますので、是非ご覧下さい。

 

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