白血球のバランス = 「自律神経」のバランス?
参考図書 : 免疫を高めて病気を治す「爪もみ」療法(マキノ出版)
         つめもみ!(マキノ出版)、 最強の免疫学(永岡書店)
        がんも自分で治せる!阿保徹の免疫学入門(宝島社)
 免疫力の正体は「白血球」?
すっかり日差しが暖かくなって、過ごしやすい季節になりました。
今のうちから健康なカラダを作っておけば、暑い夏も、寒い冬も元気に乗り切れるはず!
まずは今日から、通勤電車やお風呂の中で、爪をモミモミしてみませんか?
                              
 健康のヒミツ「免疫力」とは?
お便り・お問い合わせはこちらまで
上に戻る上に戻る
Copyright TFK CORPORATION. All rights reserved.



「自分の免疫力は高いのか?それとも低めなのか?」、それは血液を見ればわかります。
実は、免疫を担っているのは、血液中の「白血球」という成分なのです。
白血球には、大きく分けると3つの種類があります。
それが、「顆粒(かりゅう)球」「リンパ球」「単球」です。

白血球の分類=「白血球像」
顆粒球
(かりゅうきゅう)
60% 好酸球、好中球、好塩基球の3つを合わせたもの。
 (好酸球) :寄生虫や虫卵を攻撃、アレルギーにも関与
 (好中球) :細菌などの異物を貧食し、殺菌する
 (好塩基球):ヒスタミン等を放出しアレルギー反応を起こす
リンパ球 35% 体内に侵入したウイルスに対して抗体を作って攻撃する
免疫反応の中枢」。また、老化した細胞を除去したり、がん細胞を直接攻撃する働きももつ。
単 球
(たんきゅう)
5% 強力な貪食(進入した異物を飲み込んで処理する)能を持ち、さらに異物の情報をリンパ球へ伝える

白血球の内訳を“白血球像”といい、顆粒球60%、リンパ球35%、単球5%程度が理想的とされています。
どれも重要な役割を担っていて、どれか1つが不足しても免疫力は崩れてしまいます。
つまり、白血球のバランスを正常に保つことが免疫力の高い健康なカラダであると
言えます。
 ※特に、リンパ球は免疫反応を担う中枢であり、リンパ球の減少が様々な病気の原因に
   なるとされています。

あなたも一度、血液検査で「白血球像」を測定し、
自分の免疫状態をチェックしてみては
いかがですか?
なお、検査施設によっては、
   好酸球「Eos」、
   好塩基球「Baso」、
   好中球「Neut」、
   リンパ球「Lym」、
   単球「Mono」 
など、アルファベットで表記してある場合もあります。

     前回の「ツメで簡単!健康チェック」では、爪から健康状態を知る方法について
             ご紹介しました。あなたの爪はいかがでしたか?
       しかし、爪にはまだまだ驚くべき健康パワーが秘められています。
             そこで今回は、健康を維持する免疫力のしくみと、
             誰でもできる簡単な「爪もみ健康法」をご紹介します。
「免疫力(めんえきりょく)」ってご存じですか?最近はいろいろなところで注目されているため聞き覚えのある人も多いことでしょう。
<免疫力とは>
     ・カラダに侵入した細菌やウイルスを撃退する力
     ・体内に発生した異常な細胞をやっつける力      など・・・
  つまり、
  本来生まれながらに持っている“自分で自分のカラダを治す力”のことです。
「免疫力の強い人」は風邪もひきにくく、ケガをしても治りが早い。
「免疫力の弱い人」は病気にかかりやすく、風邪をひいたら長引きがち・・・。
免疫力を高めておくことは、健康で長生きするためにとても大切なことです。


免疫についてのさらに詳しい話はこちらで →健康雑学「心と免疫」
 「爪もみ」は手軽な免疫力アップ健康法
それでは、自律神経を整える効果的な方法をいくつかご紹介します。

.爪もみ療法
@両手の爪の生えぎわを反対側の手の親指と人さし指で
  両側からつまみ、押しもみします。
A両手の5本の指を10秒ずつ刺激します。自分が治したい
  病気・症状に対応する指は、20秒ずつ刺激します。
  もむときは、「少し痛いけど気持ちいい」刺激が得られるよう
  にしましょう。
  ※1日2〜3度、毎日続けましょう。
 爪の生えぎわをもむことで、親指・人さし指・中指・小指は副交感神経、薬指は交感神経が
 刺激され、過度なストレスなどで乱れた自律神経のバランスを整える効果があります。

  ★通勤中やお風呂の中など、気がついたら実践して
    みましょう!
  ★冷えや下半身の症状を改善したい場合には、足の
    指ももみましょう!  

  ※肩こり、生理痛、頭痛などの改善のほかにも、不眠
    症、うつ病、リウマチ、糖尿病、高血圧などにも効果
    を示すことが報告されています。
   (詳しくは、末尾に記載の参考図書をご参照下さい。)
  ※ただし、薬指を単独で刺激すると免疫力を低下させる可能性があります。
    必ずほかの指といっしょに刺激しましょう。



.臍下丹田呼吸法
  普段何気なくしている呼吸でも、上手に利用すれば免疫力アップに効果を発揮します。
  そこでポイントになるのが「腹式呼吸」「鼻呼吸」
  下腹部(臍下丹田)は“第2の脳”とも呼ばれ、自律神経が交差する大切な部分です。
  腹式呼吸はこの第2の脳を適度に刺激し、バランスを整えます。
  また、その際、鼻呼吸にすると、より深くゆっくりとした呼吸になり、さらに効果はアップ!
  鼻からゆっくり息を吸ってみてください。
  なんだかそれだけで気分がリラックスしてきませんか?
    ※とくに、糖尿病、高脂血症、老人性痴呆症、うつ病の方々には最適です。
                           →ティーエフケイ式健康法「臍下丹田呼吸法」

.舌だし運動
  舌を大きく出したりひっこめたりする運動。100歳で現役スキーヤーの三浦敬三氏も
 長年  続けていらっしゃる健康法だそうです。
  舌出しは脳の海馬を刺激し、その周りの間脳(自律神経の中枢)も
 刺激する効果があると言われます。
※とくに気管支喘息、自律神経失調症、記憶力低下の防止などに最適。

.バランスのとれた食事
  健康を維持するうえで、食事が大切なのは言うまでもありません。それは、単に栄養を
  摂取するだけでなく、消化管を刺激し自律神経のバランスを整える作用もあります。








.最後に
  そして何より、「笑うこと」で一段と副交感神経が刺激され、免疫力が高まるのです。
  いっぱい笑って楽しく健康な生活を送りましょう。
             笑いと免疫について詳しくはこちらへ → 健康雑学「笑いの効能」
免疫力を高めて健康なカラダを作ろう
免疫力と「爪もみ」のヒミツ

ここで、ちょっとムズカシイ話。でも免疫力を知る上ではとても重要なことです。
上で説明したように、免疫力の正体は白血球のバランスなのですが、それをコントロールしているのが「自律神経(じりつしんけい)」であると言われます。

「自律神経」には、2つの種類があります。
  :昼間、カラダを動かしている時などに働く交感神経
  :寝ている間など、リラックスしている時に働く「副交感神経」
 ※私たちは、2つの神経をうまく切り替えながら、生活しています。

 この自律神経が、じつは白血球のバランスにも影響をおよぼし、
    「交感神経」が優位のときには「顆粒球」が増加
    「副交感神経」が優位のときには「リンパ球」が増加するそうです。

自律神経の切り替えがうまく行われていれば、白血球のバランスもよく、免疫力は高まります。しかし、現代人はストレスや不規則な生活、睡眠不足などで「交感神経」側に偏りがちです。
すると、顆粒球が過剰に増え、その一方でリンパ球は減少し、免疫のバランスが崩れてさまざまな病気を引き起こすと考えられています。

切り替え上手なタイプ
 ○顆粒球とリンパ球のバランスが良い
   病気になりにくい
   カゼをひいてもすぐに治る
   お肌もつやつや
       ↓
   免疫力の高いタイプ
交感神経に偏りがちなタイプ
 ×顆粒球が増え、リンパ球が減少しバランスが悪い
  病気になりやすい
  カゼをひいたら長引く
      ↓
  免疫力が低下しているタイプ

  自律神経のバランスを整えることこそが、白血球のバランスを正常に保ち、
    免疫力の高い健康なカラダを維持する方法です。

      ◎おすすめ食材
       玄米、発酵食品(漬け物、みそ、納豆ヨーグルト)、豆、
       ごま、小魚、小エビ、キノコ、海藻
       ※酢やレモンなどの酸味や苦みも副交感神経を刺激する
2005.04.27
病気なんでも辞典 第13回 免疫力と「爪もみ」のヒミツ 2005.04.28