Home < 血液を勉強しよう! < 血液はどこで作られるの?





 その昔、古代エジプトでは血液は消化管の中で作られると考えられていました。しかし、19世紀に入って骨の中心部にある「骨髄」(赤色髄せきしょくずい)で作られることがわかってきたのです。

 骨の中は空洞になっていますが、骨髄はその部分を埋めている組織です。脳が硬い頭蓋骨で守られているのと同様に、血液製造工場という大事な役割を持つ骨髄も硬い骨で守られているのです。重さは約2.6kgと身体の中で最大の臓器になります。

◆すべての血球は1つの細胞から作られる

 骨髄では、ほとんどの血球成分が作られています(ただし、リンパ球のT細胞のみ胸腺で作られる)。ちなみに、液体成分である血漿は肝臓で合成されています。赤ちゃんの場合、すべての骨の骨髄で作られますが、大人になると胸骨、脊椎(せきつい)、肋骨、骨盤などの限られた場所でしか作られなくなります。
骨髄には約1兆個の細胞が存在していると言われていますが、その中で赤血球は約2,000億個、白血球は約1,000億個、血小板は約1億個が毎日作られています。

それぞれの血球は見た目や働きが全く異なりますが、元はどれも『造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)』と呼ばれる一つの細胞からできているのです。これが「サイトカイン」という血球が出すタンパク質の刺激を受け、赤血球や白血球、血小板へと変化していきます。













Copyright TFK CORPORATION. All rights reserved.